「ワールドロボットサミット2025(過酷環境F-REIチャレンジ)」にスポンサーとして参加

イベント

10月10日〜12日に福島で開催された「ワールドロボットサミット2025(過酷環境F-REIチャレンジ)」に、スポンサーとして参加しました。このイベントは経済産業省が主催し、災害時のような過酷な環境下でロボットやドローンがどれだけ人の代わりに活動できるかを競う国際大会です。

World Robot Summit 2025 過酷環境F-REIチャレンジ

今回の私たちの目的は、トイレトレーラー「トイレ&コンパクト3.0」を会場に持ち込み、運営スタッフの皆さんに実際に使ってもらう「実証実験」を行うことでした。

スタッフの方々からは、

「水を使わないのに清潔感がある」
「臭いがほとんど気にならない」
「仮設トイレのイメージが変わった」

といった声を多くいただき、非常に好意的な評価を得ることができました。

このトイレは、水を使わない“ラップ式トイレ”を採用しており、用を足すたびに自動で熱圧着して密封ラップされるため、内容物はオムツと同じように可燃ごみとして処理できます。従来主流の「タンク式・汲み取り型」とは異なり、水も外部電源も不要で、衛生的かつ運用の手間を大幅に軽減できるのが特徴です。

イベントを通じて、「衛生面は本当に大丈夫?」「どのくらい使えるの?」といった率直なご意見も多くいただきましたが、それらは今後の改良に向けた大切なヒントになりました。
今回の実証で得たフィードバックをもとに、被災地で“本当に役立つトイレ”としてさらなるアップデートを進めていきたいと思います。

福島の青空の下で、多くのロボットと人が防災の未来を考える現場に立ち会えたことは、私たちにとっても大きな刺激になりました。
これからも現場の声を大切にしながら、実際に役立つ移動式インフラを形にしていきます。

執筆者:西川